館内の柳の木
広瀬川河畔の柳の木は、すべて直径30cm程の頃植えたものです。
それから50年以上虫の被害でほとんど枯れて切り倒されています。今は柳の間隔がまちまちです。
10年程前、台風で根元からポッキリ。広瀬川に倒れてしまいました。同時に二本の柳が。
その一本を譲り受け(前橋市の所有物なので普通譲ってはくれません)館内に持ち込みました。
皮は造園屋さんにはいでもらいました。表面はきれいな白木(まな板に最適で高価)でしたが中は
虫に食い荒らされてボロボロでした。都合よくところどころに、穴があいていたので棒や針金でボロボロの部分を
下に落としては掃除機で吸い取っていたところ、空洞は上から下までつながり鍾乳洞の様になってしまいました。
その途中、カブト虫の幼虫5・6匹、鉄砲虫多数でてきました。カブト虫の幼虫は子供達が喜んで
持っていきました。美術館の天井に合わせて下を切りましたが、その年輪を見ると専門家でしたら50年近くの
前橋の気候が分かるそうです。美術館の建物が約50年。柳も植えて約50年。なにかの縁でしょうか。
今館内にこの柳は立っています。
中が空洞なので、あかりを入れてみました。